出版物リスト
- プッチェットのぼうし(イタリアのむかしばなし)
- (株)あすなろ書房 刊
再話 :中脇初枝
絵 :アヤ井アキコ
プッチェットは、持っていた素敵な帽子を
なくしてしまいます。
それを見つけたチョッケットが、
パンをくれなきゃ、帽子を返さない
と言います。
そこでプッチェットがパン屋に行くと、
ミルクをくれなきゃ、パンはあげない、
と言われてしまいます。
そこでプッチェットは雌牛のところへ行き……
繰り返しのリズムが楽しいお話です。
最後に次々と課題がすべて片付くところが気持ち良い!
声に出すと語りの面白さを味わえる、昔話らしいお話です。
あすなろ書房
- バーティともみのき
- こどものとも2022年12月号 (株)福音館書店 刊
作 :きたむらえり
絵 :アヤ井アキコ
うさぎのバーティは、おばあちゃんのお手伝いをしたい、とやってきます。
おばあちゃんは、窓の外のもみのきが大きくなり過ぎて、
夜、月や星が見えなくなったのが残念なのです。
でも、ちいさなバーティに、大きなもみのきを切るなんて、
できるでしょうか?
バーティは森の動物たちに相談しますが、
断られてばかり。
ようやくフクロウがヒントをくれました。
バーティは考えて考えて、
とってもいいアイディアを思いつくのです。
私もこのお話をはじめて読んだとき、
その思いつきに膝を打つ気持ちになりました。
なるほど!
福音館書店
- こうもり
- 2022年 (株)偕成社 刊
作 ・絵 : アヤ井アキコ
監修 : 福井 大
東京に住むようになってから、
生まれて初めて出会った動物のひとつがこうもりです。
夕方、梢の上をひらひらと飛ぶ、鳥ではない生き物。
あれが、世に言うこうもり!?
こんなに人間の近くに棲んでいるのか、と驚きでした。
池や川沿いなどあちこちに、夕暮れになると現れる。
当たり前のようにいるのに、見えていなかった。
不思議な存在に思えてきます。
人里で暮らすアブラコウモリ、
顔つきもかわいくて、これまたびっくりしたのです。
小さい身体に備わったすごい技を駆使して、
懸命に/賢明に生きるこうもり。
不思議さと、かわいさと、素晴らしい技量と、
そして身近にある風景の美しさも描きたいと思って作りました。
偕成社
- くまがうえにのぼったら
- 2021年 (株)ブロンズ新社 刊
作 ・絵 : アヤ井アキコ
こどものころ、閉じた本の中の文字は
ばらばらになって散乱しているのではないか、
もしくはがやがやと騒ぎ回っているのではないか、
という想像をよくしていました。
でも本をちょっとでも開いてしまったら
その瞬間に文字は整列していつもどおりの並びになっている。
(文字たちは然るべき時にはきちんとしているのです。)
だから動き回っている文字は絶対に見ることはできないのだ、
と考えていました。
この絵本のおはなしも、
だれも知らないところで
てんやわんやの大騒ぎになります。
でも、それを見たのは山の動物たちだけ。
朝になったときにはもう収まるところへ収まっています。
初めての自作物語絵本です。
ブロンズ新社
- とりになりたかったこぐまのはなし
- こどものとも2021年1月号 (株)福音館書店 刊
作 : アデール・ド・レェーエフ
訳 : 中尾幸
絵 : アヤ井アキコ
くろいこぐまが鳥に憧れて、「ぼくはとりなんだ」と自分で決めてしまいます。
鳥になるために一生懸命奮闘するこぐま。
なんだか色々とうまくいきませんが、
最後にはとても幸せな気持ちになるこぐまのおはなし。
70年以上前にアメリカで書かれ
やがて日本で翻訳され語り継がれてきたお話が
時を経て絵本になりました。
福音館書店
- なんでもモッテルさん
- 2019年 (株)あかね書房 刊
文 : 竹下文子
絵 : アヤ井アキコ
モッテルさんはお金もち。なんでも買って、なんでも持っています。
美術品や宝石、おもちゃでいっぱいのお屋敷。
ところがある日、だれも見たことがないほどの大嵐がやってきて・・・
嵐が吹き飛ばしたもの、
そのあとモッテルさんたちのくらしに生まれたものは、
いったい何だったのでしょう?
テンポの良いユーモラスな文章が、読んでいて楽しいです。
おはなしの本筋ではないけれど、犬のワンダが何をしているかもお楽しみください。
あかね書房
- 子どもとたのしむ はじめてのえいごえほん どうぶつのおはなし
- 2018年 (株)くもん出版 刊
作・再話: すとうあさえ
絵 : 酒巻恵(表紙も) マットかずこ アヤ井アキコ 上原ユミ
CD付きの、英語学習絵本です。
3つのおはなしが入っていて、
私はそのうちのひとつ、
『じゅうにしの はじまり』の絵を描きました。
画像の下側がそのとびらページです。
干支にまつわる昔話ということで、
少し和風のテイストを意識して描いています。
くもん出版
- もぐらはすごい
- 2018年 (株)アリス館 刊
作・絵: アヤ井 アキコ
監修 :川田 伸一郎
もぐらは、土のなかでどんな風に暮らしているのでしょう?
身近にいるけど、あまり知られていない謎がたくさんあります。
どうやって土を掘る?
トンネルの中はどうなっているの?
どうして真っ暗な中でも困らないの?
もぐらは地下にいて、なかなか見ることのできない動物ですが、
もぐら塚は、注意していると意外にあちこちで発見することができます。
普段見過ごしそうな、一見、何の変哲もなさそうなものにも、
実は面白い魅力がある!と考えながら作った絵本です。
【追記】第24回日本絵本賞大賞受賞。
第65回(2019年)青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選定されました。
アリス館(こちらで絵本の購入もできます)
- ろばくんととらねこ ふたりでかいもの
- 2018年 (株)フレーベル館 刊
作:やえがし なおこ
絵:アヤ井 アキコ
ろばくんはおっとり。とらねこはてきぱき。
性格の違うふたりは、ぶつかることもあるけれど、やっぱり仲良し。
ある日市場へでかけると、思わぬことがおこります。
ふたりのお出かけの模様を、あれこれ想像を膨らませながら描きました。
キンダーおはなしえほん 2018年6月号です。
フレーベル館のオンラインショップ(こちらで絵本の購入もできます)
- まるごと発見!校庭の木・野山の木〜第5巻・ドングリ(コナラ)の絵本
- 2017年 (一社)農山漁村文化協会 刊
編:大久保 達弘
絵:アヤ井 アキコ
コナラの木を中心に、マテバシイ、シラカシ、カシワ、クヌギなどさまざまなドングリの木の生態や、
それを食す動物、人間との関わりなどが描かれた本です。
豊富な写真が並ぶなかで、絵のページを担当しました。
【追記】このシリーズ「校庭の木・野山の木」(全8巻)は、
平成30年度児童福祉文化財推薦作品に選定されました。
農山漁村文化協会(こちらで絵本の購入もできます)
- 月宮殿のおつかい
- 2016年 (株)幻冬舎メディアコンサルティング 刊
文:久留島 武彦
絵:アヤ井 アキコ
日本のアンデルセンと呼ばれる口演童話家、久留島武彦の童話を、絵本に再構成した「くるしま童話名作選」第7巻です。
幻冬舎ルネッサンス(幻冬舎メディアコンサルティング)(こちらで絵本の購入もできます)
- ゆきドラゴン
- 2016年 (株)学研プラス 刊
文:加藤 志異
絵:アヤ井 アキコ
幼稚園や保育園で取り扱う月刊絵本シリーズの1冊です。2016年2月号。
- そだててあそぼう 92 山菜の絵本
- 2010年 社団法人農山漁村文化協会 刊
編:藤嶋 勇
絵:アヤ井 アキコ
『そだててあそぼう』は、育てて食べて、いのちと自然と文化を学ぶ「総合的学習の時間」のための絵本シリーズです。
農山漁村文化協会(こちらで絵本の購入もできます)
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